独自メカニズムを
採用した製作事例

合理的で無駄のない動き、口紅容器の使用機能を広げる
弊社開発の独自構造を採用した製品の製作事例をご紹介します。

※お客様のご要望に合わせた金型設計及び製作が可能です。
ここで紹介させて頂いている物はその一部です。詳細についてはお問合せ下さい。
スリーブラセンシステム
容器の金属スリーブ内面に36条のラセン溝を加工したもの。紅皿のダボを多条ネジ化し、ラセン間のガタツキを少なくする事で、
1.紅皿の精度の高い快適な上下動を実現。
2.従来の金属スリーブとプラスチックラセンを一体化したための省部品・省資源化。
3.製造工程の省略化。
4.構造部外径寸法の削減(縮径化)によるスリムな外観。
といった数々の利点を生み出しました。カツシカのスタンダードラセンとなっており、カートリッジを交換する仕様にする事も対応可能です。
2重ネジメカニズム
紅の繰出し機構において、ネジ部分を2重ネジ機構にすることにより、ネジ長さ寸法が短くなるので、容器全長が短くできます。この機構部は弊社の代表的な持型の1つですが、外装については、この製品専用でオリジナル作成しております。(キャップとリングは樹脂、本体はアルミ)口紅容器の外周リングは、光沢感のあるインナーと透明のアウターを組合わせて構成しています。インナーは樹脂ですが、蒸着加工により金属感を出し、高級感のあるデザインになっています。
外ラセンメカニズム
紅の繰出し機構が、紅を保護している金属パーツ(スリーブ)の外側にセットされています。本製品は外ラセンメカニズムを利用した紅径φ18の規格型容器です。規格型容器では最大紅径で現状では「上方充填」のみ対応しています。外装も弊社持型を利用していますが、アルマイト処理及び印刷によるデザインを施してオリジナリティを出しています。
縦溝スリーブシステム
金属スリーブ内面に縦溝を設け、口紅に加わるストレスを減少させ、折れにくくすることで、口紅との接触面積が従来品の約1/2となり、口紅を保護します。外装は角物だけでなく、丸物でも楕円でも出来ます。構造上、紅の直接充填には対応しておりません。差し紅にのみ対応。
2パーツカートリッジ容器
環境に配慮した、何色もの口紅を一つの容器で使用することのできる省資源タイプの口紅容器。口紅の入ったカートリッジと外装の部分が分離し、他の色のカートリッジと交換することができます。カートリッジは紅皿と身の2パーツで構成されています。(業界初)
1.カートリッジが単一素材で成形可能→分別廃棄、リサイクル可能
2.カートリッジが2パーツのため廃棄するものが少なく省資源、さらに低コストで製造できる。
3.カートリッジを再度購入する事によって外容器が再使用が可能となり、省資源化できる。(充填工場では、充填ミスや不人気色の交換も容易で低コスト化が可能)
4.スリーブラセンシステムを使用している為、カートリッジの再セットが360°どの位置でも可能になっております。
内キャップタイプ容器
キャップ内部に樹脂の内キャップを接着するタイプの容器でパーツは増えますが、キャッピングの挿入感が通常タイプと違うフィーリングになります。この容器には、タイト性が有ります。(但し、内容物によりテストが必要です。)弊社の代表的な持型の1つを利用した口紅容器。本体には、スクリーン印刷を施しています。
中間リングプラスチック
口紅容器の外周に樹脂製の透明のリングをつけ、現代的なスケルトン感覚を表現しています。中間リングが樹脂でキャップが金属の場合、キャッピングについてはキャップ内面に樹脂パーツをセットする事で対応しています。紅を保護している金属部品の外径にキャップの樹脂パーツが嵌まる為、キャップフィーリングにソフト感が出ます。
長い紅が収納可能な容器
長い紅を繰り出すためには、長いネジが必要で、ストロークが長くなればなるほど紅が折れやすくなります。そのため、繰り出し機構全体を金属パイプで覆い、繰り出し機構全体のがたつきを少なくしています。また、機構部のネジピッチを細かく設計し、小ピッチにて摺動させる事で紅の折損を抑えております。従って、内容物が非常に柔らかい製品にも対応できます。
オールプラスチック口紅容器
全てのパーツを樹脂で作ったオール樹脂の口紅容器です。コストを抑えることができ、廃棄時にはリサイクルプラスチックとして廃棄できます。写真は、製品のオリジナリティを出すため、キャップのみオリジナルを作成しました。紅の繰出しメカニズムが紅の下方に納められた容器ですが、全長が短く設計された弊社持型容器です。
外装プラスチック口紅容器
外装の樹脂に、持型構造部(スリーブはアルミ)を利用した口紅容器です。キャップは塗装により半透明のグラデーションで表現しています。構造部には紅径φ10ミリのスリーブラセンシステムを採用しています。このような樹脂外装との組合せは、他の種類の構造部でも、実現可能です。
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